駆け出し外資サラリーマンの投資日記

駆け出し外資サラリーマンの雑記

米国株投資、ビジネス、IT、マンガ、ライフハックに興味があります。自分の関心事や考えたことを書きます。


【働き方】テレワーク普及により1番困るのは、実は〇〇かもしれないという話


テレワーク普及により1人1人の生産性が可視化されたという話をよく聞くようになりました。できるサラリーマンとできないサラリーマンの差が如実に表れてきており、給与体系は成果主義に移行していくと考えられます。できる人にはより大きな報酬を得られ、できない人は報酬が削減されるという格差がさらに広がっていきます。

 上記の話の前提は、企業に勤めるサラリーマンが対象となっていますが、実はサラリーマンよりも教師こそがテレワークの普及で1番困るのではないかと思います。

 既存の対面型授業では、生徒は担任である教師の授業を強制的に受けることになっています。生徒は教師を選ぶ権利がありませんでした。

しかし、オンライン授業では、複数の教師がそれぞれ同じ単元を説明した授業を生徒が選ぶことが可能になります。そうすると、説明がうまい教師の授業の視聴回数が多くなり、説明が下手な教師の授業は全然視聴されないというYouTubeと同じ競争原理が働くようになります。視聴回数が少ない授業はそもそもする必要がなく、その授業をしている教師も不要で、そもそも教師の人数が多すぎるのでは?という議論が起きると考えています。

このような議論が起きないように、オンライン授業でも担任の教師の授業しか受けられなくするや色々な授業が受けられても視聴回数は隠すなどの教師を競争から守ることを最初すると思いますが、そのブロックは世論の圧力からはがされていくでしょう。

従来の対面型の授業では、教師不足や長時間労働問題が叫ばれていました。しかし、対面という前提がなくなってしまえば、教師の人数はそこまで必要でないということにもなり得ます。環境/前提が次々に変わる変化の時代が到来しています。今、日本ではペーパレス普及の障害となっているハンコ業界が危なくなっていきています。

環境/前提が変われば、全てがひっくり返ってしまうという話は株式投資でも同様に起きています。コロナ以前では、国内外の人の移動を支えてきた交通インフラ株(航空/鉄道)が安全株と言われていました。しかし、コロナ後では、そもそも人は移動を控えるようになってしまい交通インフラ株が大暴落しています。一方で、航空株とは全然競合と考えられていなかったIT/通信株がテレワークツールの需要により暴騰しています。

追伸 全ての結果は自己責任でうまくいかない原因は努力不足という人がいますが、実は環境/前提でどう頑張っても結果がでないということが一定あります。反対に、受付嬢という仕事をしていても、億万長者になる人もいれば、何年たっても給与が変わらない人もいます。下記の本では、最小の努力で最大の利益を得られるために、自分にとって有利な環境/前提とは何か?を考えるヒントが書かれています。