駆け出し外資サラリーマンの投資日記

駆け出し外資サラリーマンの雑記

米国株投資、ビジネス、IT、マンガ、ライフハックに興味があります。自分の関心事や考えたことを書きます。


ストック型ビジネスモデルをもつ企業への投資

ビジネスモデルはフロー型とストック型の2つに分けることができます。

フロー型:その都度の取引で収入をあげる⇒毎月どれだけ売上が上がるか予測がつきずらいが、儲かるときは一気に儲かる。

例)飲食店、注文住宅、コンビニFCの店長

ストック型:顧客と契約を結んだり、会員を確保することで継続的な利益を得る⇒毎月・毎年の定期収入型で誰がやっても基本的に大差はない。

例)駐車場、不動産、ATM、コンビニ本体、会員制のサロン、通信事業

私は誰がやっても差がでないストック型ビジネスモデルをもつ企業に魅力的と考えます。経営者・従業員の質に影響されにくく、安定的に売上や利益が上がると考えられるので、比較的安心して投資できます。利益が安定上がっていると再投資がしやすいです。

例)駐車場ビジネス

月極駐車場料金を得た儲けを使って、新たに別の駐車場を買う⇒既存の月極駐車場料金+新規購入した月極駐車場料金により儲けが増える⇒増えた儲けを使って、さらに次の駐車場を買う⇒さらに儲けが増えるという好循環を生み出すことが可能です。

どこに投資すればよいか迷っている方は、投資先候補の企業のビジネスモデルはフロー型かストック型かをチェックするというのも1つの方法になるのではないかと思います。

ストックビジネスについてもっとよく知りたいという方は下記の本が参考になるかと思います。

 

 

※フロー型、ストック型の用語説明はインターネットを参考にしています。

 

摩耗する人々

体の限界までデスマーチを続けるSE、無理なシフトを組まざるを得ないコンビニのFC店長、どこぞの名簿リストの知らない人に電話をかけ続けるマンション販売の営業マン、早朝から深夜まで調理し続ける調理師、小さな子どもの世話をしながらモンスターペアレントに対応する保育士、責任が重いわりに賃金が安い介護ヘルパー、東京から大阪まで1日で運転するドライバーいずれの職種の方も日々ハードワークですが、賃金的に恵まれているケースは多くないでしょう。

ラットレースとはよく言ったものです。ラットレースは働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状態のことです。 働いても、働いても、一向に資産が貯まらない様子が、回し車の中で、クルクル回っているネズミに似ている様子と定義されています。(wiki参照)

サラリーマンだと時給の仕事になりがちで、時給で得られる収入には限界があります。昨今時給ではなく、成果で収入が決まるという成果報酬型の流れが来ています。成果を出せる人は高級取りになるもしくはそもそも会社に雇われることなく独立する、成果を出せない人にとっては生活が苦しくなるという二極化が進むと思います。会社の中の仕事という枠を飛び越えて、自身で収入を得られるような副業や仕組みを作る必要がでてきました。皆様は新しく何を始めますか?

時給で働くことの限界

時給で稼ぐ生活スタイルに最近限界を感じています。

給料=時給(1時間あたりXXXX円)×実際に働いた時間で計算される給与体系となっている生活スタイルを時給で稼ぐ生活スタイルと定義します。サラリーマンのほとんどの方は上記の給与体系だと思います。定時に出社して、定時に退社もしくは残業をして退社するまでのある程度決まった労働時間への対価として毎月決まった給料を会社から受け取っています。

給料を上げるためには①スキルをつけるもしくは昇進することによって時給を上げる②働く時間を長くするの2つの方法しかありません。②で給料を上げる方法は1日の時間の長さと働ける体力に限界があることから、あまり得策とは言えません。というか体力を使い果たして今後働けなくなるという余計なリスクもついていきます。ですので、多くの方は①の時給を上げるために日々努力されていると思います。しかし、①にも上限があって、時給が2万円を超えてくるようなことは役員にならない限りほとんどの場合ないでしょう。役員まで昇進できるのはほんの一握りです。上記のことから時給で稼ぐ生活スタイルは自由時間を制限され、稼げる額もある程度の額で止まってしまいます。

昨今働き方改革により労働時間を短くしながら、生産性を上げるようことをサラリーマンは政府と企業から求められています。企業としては。残業代を削りながら今まで同じ時間をかけただけの生産性を従業員に追求していくでしょう。従業員であるサラリーマンにとって今後ますます厳しい状況となっていきます。さらに、仕事がホワイトカラーでルーティンワークである場合、生産性の面ではPC作業を自動化するロボット(RPA)に人間は勝てません。そろばんの手計算でExcelの計算より素早く正確にこなすことが無理であることと同じことだと思います。

日々の生産性を上げで時給を上げるのはもちろん大切なことです。しかし、印税・賃料収入・配当・ロイヤリティなどのストックビジネス性がり、かつ何かを表現する作るクリエイティブな仕事にシフトしていく必要があると思います。クリエイティブな仕事をする上で、ITやシステムといった最新のツールを有効活用していくという方法が今後の流れに対応する賢い選択の1つかもしれません。

目の前にあるのはただのケツ

趣味は良いものです。普段の生活にハリがでます。家電を集める、カフェをめぐる、アニメをみる、アイドルのコンサートや握手会に通う、スポーツをする、創作活動をするなど色々な趣味をたくさんお持ちかと思います。

趣味は基本的にお金と時間を消費しながら、自分が楽しく没頭できるものと定義します。例えば、アイドルのケツを追っかけたりするのは、確かに楽しく没頭できるもので良い時間を過ごせていると思います。しかし、一方でアイドルのケツも街中を歩く人のケツもケツというもの自体は同じであり、そこの価値に大きな違いはないような気がします。言い換えれば、アイドルのケツも街中で歩く人のケツも同じで、目の前にあるのはただのケツです。興味がない人から見れば、同じものに見えても、そのものに夢中である人はそこに違いや価値を見い出しています。アイドルだけではなく、音楽、ファッション、芸能人、芸術等も同じことが言えると思います。あるアーティストの曲を聴いて、全部同じような歌だと感じる人もいれば、これはこれ、あれはあれで別の曲でそれぞれ良いと感じる人もいます。ここが没頭している人と没頭していない人との差が出てくるところだと思います。

この没頭している趣味をお金の消費に回すだけではなく、趣味で得た知見をマネタイズすることを検討してみてはいかがでしょうか?趣味を極めた人はある意味でその道のプロフェッショナルであり、プロフェッショナルのコンテンツや話は多くの人にとって興味を引ける内容かと思います。テレビ番組では、プロフェッショナルの流儀や情熱大陸などその分野に詳しくない人にとっても面白いですよね。これらの番組と同じクオリティを作ることは難しいですが、方向性としてはかなり参考になると思います。

 

【必見】毎日作業設計していますか?

私が外資系企業に転職して、上司に1番強く言われたことは、日々の業務を作業設計しているか?ということです。作業設計という言葉自体聞きなれないかもしれません。作業設計は成果物を作る前に最も効率的・能率的にかつミスが生じないように作業手順を考えることです。いきなり作業に入るのではなく、作業する工程と時間をあらかじめ考えてから考えた通りを実行していくということです。

1番最初のプロジェクトは、作業する前に自身が考えた作業設計を上司に見せて、その作業設計自体にレビューを受けていました。

具体的なイメージがわきずらいかと思いますので、作業設計の例をカレーで考えています。

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カレーを作る工程自体は作業設計するまでもないですが、作業全体を考えることで炊飯ジャーのスイッチを押し忘れるというミスを防ぐことができたりします。作業設計する時点で漏れる工程は実際の作業中でも漏れることが多いです。作業設計自体を上司に見てもらうことで、作業の抜け漏れや手順間違いを防ぐことができます。

作業設計はPDCAで言うところのP(計画)にあたります。PDCAをよく回せと言われますが、実際のところはPをやっておらず、C(チェック)やA(改善)という後の工程もできていないことが多くありませんか?

おそらく作業設計できない作業は、その作業にかかる時間がとても長くなったり、全く進まないと思います。作業を分解できないということは、全体像がわかっておらず、どんな工程で物事を進めていいかわかっていない状態です。その状態で作業を始めても、生産性が低くなります。ですので、いきなり作業から入るのではなく、作業設計した上で、作業を行うということを始めてみることをおすすめします。作業設計した結果、どうにも現時点の自分にはできそうにない作業を上司に早期相談することで地雷を防げたりします。

作業設計することで作業全体の流れや仮説を立てることが習慣になり、仮説思考を身に着けるトレーニングにもなります。

 

仮説思考については下記の本が参考になります。

 

かっこいい言葉で着飾る人達・・・

会社の中でやたらかっこいい言葉を多用する人はいませんか?「~を推進します。」「~の連携を密にします。」「シナジー効果を発揮します。」「~を強化します。」「~な体制を構築します。」などがかっこいい言葉です。こういう言葉を多発する人は具体的な取り組みやアイデアが何もないケースが多いです。「私は何もしていません、アイデアがありません。」と周りの人に言えないので、一見すごいことをしてそうな雰囲気を出して、言葉で着飾ります。

<具体例>

「今月の売上目標〇〇〇〇万円に対して、A社では△△商品を推進し、B社との連携を密にし、シナジー効果を発揮させ、C社での販売体制を強化するという取り組みをやっていきたいと思います。」

残念なことにこのような着飾っているだけで中身がない言葉を多用することが習慣となっている会社があったりします。会社のトップが上記のような言葉を使うので、部課長も使い、その部下も使うという負の連鎖があると感じます。

かっこいい言葉を多用する人には「具体的には何をしているんですか?」「それって今までと何が違うんですか?」と質問するようにして、突っ込んでいました。上記の問いに答えられるように考えや行動は具体化させることを「ゼロ秒思考」のメモ書きを活用して習慣化させています。

労働者の立場から商品の値上げに対抗するためには

雪印メグミルクのチーズが値上げするそうです。値上げ幅は4~17%で、チーズ好きには少しきつい値上げではないかと思われます。材料費、運送費、人件費等の高騰ももちろんあると思いますが、値上げによる売上高・利益の上昇を狙ってのこととではないかと予想できます。値上げして、販売数量が変わらないのであれば、値上げ分だけ売上高、利益が増えます。それを見越して、値上げ発表後の雪印メグミルクの株価は上昇トレンドです。

消費者にとって値上げは辛いものがあると思います。会社から出る給料は変わらないのに、物価だけが上がっていくので、実質の所得は下がります。さらに、2018年10月に消費税が8%⇒10%に上がります。私見ですが、消費者の増税に便乗して、さらに値上げするもしくは内容量を減らすと予想されます。(過去、消費税5⇒8%になったとき、自販機の飲料が150円⇒160円に軒並み値上げされました。そして、現在も160円のまままです。)そうすると、今回の値上げと消費税の増税のタイミングの値上げにより2段階の値上げがあるかもしれません。

企業が値上げすれば、より好業績になっていくでしょう。しかし、企業が好業績になって主に恩恵を受けるのは、投資家、その企業の役員です。労働者の従業員にはなかなか還元されません。労働者の立場から商品の値上げに対抗するためには、値上げして利益が出そうな企業に投資して、キャピタルゲインインカムゲインの恩恵を受けることが必要ではないでしょうか?